フリーランスでの仕事で難しいところ
私はフリーランスとしてこれまで仕事をしてきましたが、同じようにフリーの立場でウェディングプランナーの仕事をする仲間の中でも特にトラブル事例になりやすいこととして注意をしあっているのが料金設定についてです。
大手のウェディング企業やイベント施設の場合には、何をどのくらい使うといくらになるという基準が既にできていますので、見積もりをするときにもしっかりと確定した金額として提示をすることができます。
仮に何か通常のイベントの流れとは違った演出やインテリアを加えたいということになった場合には、別料金としていくらプラスになるかということも(とても高価であっても)すぐに算出をすることができます。
しかしフリーランスとしてお受けする業務というのは一回ごとに決まりきった方法があるわけではなく、大げさではなくカップルの数だけアレンジの方法があるといってもよいくらいです。
小さな変更ならば最初のお打ち合わせ通りにすることも可能なのですが、場合によってはかなり大規模な変更や新たな業者の手配が必要になり、一気に最初に提示した料金から高くなってしまうこともよくあります。
その金額に納得をしていただければよいのですが、場合によっては納得ができないばかりか「騙された」と悪評を流されてしまうこともあるのでとても気を使うところです。
相場は会場費の5~10%程度
ウェディングプランナーという仕事は何かモノを作って渡すという単純な仕事ではなく、サービスという見えないものを取り扱うものです。
ですので一概に料金というのは決めづらいのですが、一応業界の相場となっているのは会場設営にかかる費用の5~10%くらいとなります。
他に実費が必要になる場合はそれがそのまま請求されますし、手配に手間がかかるときにはサービス料として追加をさせていただくこともあります。
あとあと料金のトラブルになるのは、最初の打ち合わせでしっかりと話を固めることができずあとから大幅な変更ができてしまった場合がほとんどです。
ですのでぜひとも最初の打ち合わせ段階においては「あとで決めればいい」というふうに考えずできるだけしっかりと骨組みとなるプランを作っていくようにしましょう。