Q.ふたりの意見が合わなくて困っています

Q.結婚式の方法について彼と大げんかをしてしまいました

結婚をしようというプロポーズを受けてからはや半年が経過しようとしています。

彼とはお互い20代の中盤からのお付き合いということもあって最初から結婚を前提としてここまで来たのですが、まさか結婚式の方向性でこんなにもめるとは全く想像していませんでした。

私自身は結婚式にお金をかけるくらいならその後のハネムーンや新居のための費用に使いたいと思う方なので、できたら低予算でこじんまりと家族や親しい友人数人くらいだけで行う式がしたいと思っていました。

ですが彼にそうした意志を伝えたところ「初婚なのにそんなコソコソ隠れるような式をするのはおかしい。きちんとお互いの家族や友人を招待した式をしないと問題のあるように思われる」といったふうに大反対に合い、結局彼の地元に近いところで式場を予約することになってしまいました。

式場の候補を決めるところまではなんとかこぎつけたのですが、そのあとにもどういった人を何人くらい招待するかやお色直しの回数はといったことなどいちいち細かいことで対立をしてしまうので段々と疲れてきてしまいました。

面倒なので全て彼に丸投げをしたいくらいなのですが、私の方の招待客リストなどはどうしても私の方で行わなくてはいけないことでもあり、今では結婚式の話題が出ることも苦痛に感じています。

むしろここまで意見が違うと結婚自体しないほうがいいのでは?というくらいまで悩んでいます。

こんなとき、プロのプランナーさんはどういったふうに解決を提案していますか?

A.少し時間をおいて考えた方がよいかもしれません

結婚の約束まではうまくいったけど、そのあとの実際の結婚生活についての話し合いで大揉めをしてしまったというカップルは案外よくいるようです。

私自身も、数日前にプロポーズを受けたという幸せそうなカップルからお仕事の引き合いをいただき早速お話し合いをしてみたのですが、内容を詰めていくに従って次第にお二人の足並みが乱れてきたのか段々と顔つきが険しくなってきてしまったという例を見たことがあります。

結婚式の打ち合わせというのは言ってみればこれから夫婦になろうとする二人が最初に経験する現実的なお金や世間体の絡んだ作業ですので、お付き合いをしていた時には見えない面が初めて出てきてしまうということがあるのでしょうね。

さてそこで現在結婚式について大きく認識がずれているということについてのお悩みですが、もし決定的に意識のズレがあると感じるのであればその結婚は少し待ってみるのがよいかもしれません。

私自身の経験と同業者からの話を集めてみても、結婚式の打ち合わせの時点で険悪な雰囲気になっているカップルというのは、結婚後にもその険悪さを引きずってしまっているということが多いためです。

険悪の原因が二人がきちんとぶつかり合ってそこから答えが出せるという種類のものならよいのですが、片方が一方的に不満を溜め込んでいたり仕事などの負担が偏りすぎていたりすると、それが将来の禍根となりよくない結婚生活の原因になったりします。

焦って結婚だけをして既成事実を作るよりも、まずはお互いの結婚に対しての認識についてしっかり話し合いをしてみるということが大切なのではないでしょうか?

フリーランスのウェディングプランナーでは実はそうした途中で思いとどまるケースは少なくなく、半年や1年くらい計画が中断するということもよくあります。

お話がまとまりますことをお待ちしていますので、ぜひ一度ゆっくり彼とお話になってみてください。